「雅楽・浦安の舞」は、野口雅楽部の演奏により行われます。
野口雅楽部は大正十三年、東村山市栄町にございます八坂神社の祈年祭にて、野口地域の青年会が精神修養並びに集団活動の一分野として雅楽を取り入れ、その原形となりました。
雅楽は「笙(ショウ)」、「篳篥(シチリキ)」、「竜笛(リョウテキ)」、「鞨鼓(カッコ)」、「楽太鼓(ガクダイコ)」などの楽器のもとに、これから演奏する「越天楽(エテンラク)」、「五舟楽(ゴジョウラク)」などが伝承奏楽されています。
浦安の舞は、昭和十五年、昭和天皇の御製「あめつちの 神にぞ祈る朝凪ぎの 海のごとくに 波立たぬ世を」を女子の舞いとして取り入れ継承されています。
「雅楽・浦安の舞」は、昭和四十四年三月には東村山市指定文化財となっています。又、氏子の代表である野口雅楽振興会が後継者を育成し、氏子青年が中心となって雅楽を楽隊として形成している神社は、現在東京都では唯一八坂神社しかございません。

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